歴史と芸術における軟骨無形成症 / Achondroplasia in history and art

標記は、日本の文献ではあまり見かけない軟骨無形成症に関わる歴史や芸術に関する記録をご紹介します。

軟骨無形成症は、紀元前2000年頃から覚知され現在に至ります。そのような遥か古来の歴史において、2015年に世界で初めてFGFR3の過剰な活性を抑制するための薬が軟骨無形成症患者に投与され、今なお開発が進められています。

歴史を俯瞰することで、過去への畏敬の念が心に込み上げ、そして、この時代に軟骨無形成症の我が子と巡り合えたことに奇跡を感じるものです。

This is reposted from Beyond Achondroplasia, leaded by director, Ines Alves from Portugal.

The past perception of achondroplasia is reflected in art, beginning about 2000 B.C. In such long time span, we had the moments for the 1st time to dose for patients with achondroplasia that could control extra activation of FGFR3, furthermore they move it forward.

To think back the long history, we would have a feeling of awe and would notice the super miracle moments to encounter our children with achondroplasia in this century.

(See English post on Beyond Achondroplasia.)

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低身長の人々は有史時代を通してその存在が確認されており、古代エジプトの芸術やヒンズー教の伝統文化にも登場します。

軟骨無形成症を反映した芸術作品は紀元前2000年頃から始まります。

古代エジプト人は軟骨無形成症の人々を芸術作品としてしばしば取り入れており、そのいくつかは紀元前1500年頃まで遡ります。軟骨無形成症はエジプトの神ベス、イソップの寓話、モルガンテのルネサンスの巨人のモデルなどとして使われたと考えられています。

これらの肖像は基本的に善良なものと表現されていることから、過去4000年間の歴史のなかで、軟骨無形成症がネガティブではなくポジティブなものと捉えられていた時期が少なくともあったといえます。

エジプトの神ベス

William Dugard  は Aesopについて「彼は知識に満ち溢れていたが、法の下では奴隷であった。大きな頭と曲がった脚、大きなお腹を持ち合わせ、顔は黒い色相だった。」と説明しています。

Aesop

Bronzinoによって描かれたモルガンテ

画家のDiego Velazquezは1600年代に軟骨無形成症の特徴のある個人の絵をたくさん描きました。

これは、1656年のスペイン王室の肖像画です。王宮には二人の小人症の婦人がいます。

Velasquezベラスケス作のDon Sebastian de Morra

その時代、小人症の人々はしばしばその外見から道化師や余興をして仕える者として王宮に関わることを強いられました。

Rodríguez, Carlosが記した『メソアメリカ(メキシコと中米)と南アメリカの人口における軟骨無形成症 ‐図解と考古資料の証跡』という興味深い記事があります。

2012年、コロンビア大学で、Isaza, Carolina and Pachajoa, Harry, University of Colombiaが紀元前2500年の古代エジプトおよびアメリカの人口状態の証跡を明示しました。2012年、コロンビア大学のロドリゲス・カルロス、イサザ・カロライナ、パチャジョ・ハリーが『メソアメリカ(メキシコと中米)と南アメリカの人口における軟骨無形成症 ‐図解と考古資料の証跡』という紀元前2500年の古代エジプトおよびアメリカの人口状態の証跡を明示した興味深い記事があります。

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Source:  “Achondroplasia in history and art” on Beyond Achondroplasia