軟骨無形成症をはじめとした多くのパラスイマーに希望と感動を与え、先駆者としての役割を果たしてきたEllie Simmondsが、9月10日(JST)、これまでの競技人生を振り返り、パラリンピアンとして有終の美を飾ったことを自身のFacebookに投稿しました。
初出場の北京パラリンピックでは13歳で自由形二冠を達成、「大英帝国勲章」を史上最年少で受賞しました。続く地元ロンドン大会では出場全種目でメダルを獲得しました。従前より小学校の先生になりたいという夢があり、東京パラリンピックでの引退を示唆していた彼女が、世界中のサポーター、家族、コーチ、チームメインへ感謝のメッセージを記しています。
On September 10( JST), Ellie Simmonds, who has given hope and excitement to many para-swimmers, especially people with achondroplasia, as a pioneer of it, reflected on her competing life so far and posted on her Facebook page that she brought the game to a successful conclusion as a Paralympian.
At the 13-year-old, she won the Freestyle Double at the Beijing Paralympics, where she made her first appearance and became the youngest person ever to receive the Order of the British Empire. At the following London Paralympics, she won medals in all the events. She has a dream of becoming an elementary school teacher, and she has indicated that she will retire at the Tokyo Paralympics, and she posted a message of thanks to supporters around the world, families, coaches, and her team members.
※本件の正式言語は英語であり、その内容、解釈および補足情報については正式言語が優先します。詳細は原文をご参照ください。
* The official language of this document is English, so this language has priority over its content and interpretation. See Source for details.
東京から帰ってきて、ようやく多くの方々からいただいた、素晴らしいお便りすべてに目を通すことができました。 お送りくださった皆様に心より感謝申し上げます。率直に感激しています。
これまで多くの方々から、引き際は自分で察するものと言われてきました。よく考えてみたところ、「今」が私にとってその時期であることがわかりました。
2006年、当時12歳で初めて国際大会に出場してから今回の東京パラリンピックに至るまで、イギリスの代表として競技に出場してきたことは、人生において最も光栄なことです。夢を実現させたのは13歳で臨んだ北京大会で、まさにそれは目を見開き心打ち震わせたものでした。そして、2012年では、母国ロンドンでホームゲームに出場することができました。いただいた素晴らしいご支援のみならず、これらに関わるすべてについて、言葉にできないほど、誇りに思い、光栄に感じ、感謝しています。 パラリンピックの活動に参加し、障がい者スポーツの進展に少しでも貢献できたことは、私にとってとても大きな意味があり、これからも関わっていきたいと思っています。
パラリンピアンであることを通して、私は人生を変えることができました。人生を全うしながら、最高の友人に巡り合い、世界を旅し、とても感動的で激励される多くの人々と出会ってきました。これらの多くに方々に感謝をしつつも、家族、親愛なる方々、そして最大の親友であるコーチであるBillyには特に感謝の意を表したいものです。また、早い時期、Ashelyの下、Boldmereで私のキャリアを支えてくれた方々、Swanseの全チーム、LoughboroughとManchesterでの私と時間を共にして支えてくれた方々、そして最後にAdamとCamden Swiss Cottage clubとLondon Aquatic Centreの皆さんには声を大きくして感謝しなければならないと感じています。それらすべてがなければ、今日のこの日を実現することはできませんでした。
そして、過去から今に至るGBの全チームメイトに「ありがとう」と言いたいです。みんなが将来、大躍進することを楽しみにしています。水泳が大好きなので、まだ私をプールで見かけるでしょう。私は、今、ようやく04:30のアラームが必要となくなりました。
もう一度、ありがとうございました。近くまたお会いしましょう。
(訳:Glory To Achondroplasia)