2024年9月29日(日)、この秋の第2弾となるGTAオープンピクニックを東京都北区赤羽体育館と志茂東公園で開催し、同時に第16回 全日本パラ卓球選手権大会(肢体の部)を観戦し、立位クラス9シングルに出場した阿部隼万選手(キンライサー/東京) を大声援のもと応援しました。
感動さえ覚えた小さなファイナリストの雄姿
阿部選手は、シードを経て、準々決勝および準決勝を危なげなく勝ち上がったものの、決勝でかつてダブルスを組んでいた岩渕幸洋(協和キリン/東京)に敗れ準優勝となりました。大きく体格の違う選手に対して、昨今では珍しいペンホルダーが放たれる勢いのあるドライブとスマッシュで、勇猛果敢に立ち向かう雄姿には、皆、感動すら覚えたものでした。この姿を目に焼き付けた両親は我が子の将来を願うとともに、この小さなファイナリストの雄姿を忘れることはないでしょう。
卓球を極めたい同じ軟骨無形成症の男児の夢への助言
この参加した小学5年生で阿部選手と同じ軟骨無形成症ながら東京都小学生の部でベスト16の男児は、憧れの阿部選手にアドバイスをもらっていました。オリンピックを目指すことのできる逸材が、近い将来の確実なパラアスリート候補として、感動の対面の出会いを経て決意を込めた瞬間でした。
日本の代表として定着した阿部選手が、今後世界ランキングを上げパラリンピックに出場できる日が来ることを信じて、引き続き私たちは応援してまいります。
(男子シングルスC9 優勝:岩渕幸洋(協和キリン/東京) 準優勝:阿部隼万(キンライサー/東京) 3位:鈴木伸幸(愛知ファイヤーズ/愛知))
3連戦後のお疲れの中、阿部選手は子どもたちや家族とのお時間をとってくださいました。
末筆ながら、今年4月初旬に岩渕選手との貴重な出会いがあり、その後、当日のダブルスのパートナーであった阿部選手を紹介していただき、いつかご家族にその雄姿を見せたいとオンラインでお話してから実に半年の月日を経てこの日を迎えることができたご縁に感謝いたします。
阿部隼万(あべ はゆま)選手について
株式会社キンライサー所属/右利き/ペンホルダー使用/クラス9(方位)
主な成績:
・2023年 アジアパラ競技大会 ダブルス クラス18 2位
・2023年 ジャパンパラオープン ダブルス クラス18 1位
・2023年 第15回全日本パラ選手権大会 クラス9 1位
・2022年 フィンランドパラオープン ダブルス クラス18 1位
・2022年 フィンランドパラオープン クラス9 3位
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