好奇心と探究心はひましに強くなりました。
カフェの縁側に転がっていたバスケットボールです。
何の気になく向かっていき、触っては遠くへ転がり、自分から離れる。そしてまた向かっていく。
最後にはつかむことができたんだけど、重い頭が災いして、手がすべった拍子に頭がボールにがつん。
おどろいた栄護は一瞬ひるみましたが、その後、ボールをつかんで離さない。
私にはこの光景が、私たち家族が直面する「挑戦」と「教訓」の縮図のように感じてとれました。
ましてや、軟骨無形成症患者がバスケットボールに向かい合うという描写なのだから尚更に感慨深く。